児童養護施設 飯山学園の見学

飯山学園を見学してきました

飯山学園に勤務している私の友人のお誘いで、施設内を見学させていただきました。

「児童養護施設」には、予期できない災害や事故、親の病気、また不適切な養育を受けているなど、様々な事情により、家族による養育が困難な2歳から概ね18歳の子どもたちが家庭に替わる子どもたちの家として、施設で生活しています。

飯山学園は昭和に建てられた古い建物で、現在では老朽化した施設となっていましたが、このたび今年の12月に新しい施設に移転できることになりました。移転準備のお忙しい中、施設の園長宮下先生から色々とお話を伺いました。

「世の中にはいろいろなお仕事があると思いますが、児童養護施設の仕事は、人が相手なので、人に対する苦労が私たちの仕事です。

皆さんがよく目にする高齢者施設が全国には大小合わせて4万施設あります。これに比べると児童養護施設は610施設で、どんな施設であるかを一般の方々が認知してくれるのは難しいです。

飯山学園は社会福祉法人なので、国と県の助成金を財源として、子どもたちの衣食住を始め、子どもたちの面倒を見るスタッフの給与までも助成金から支給しなければなりません。

また、老朽化した施設の撤去と新築中の施設の建設費用、調度類もこの中から捻出しなければならないのです。

このような施設には、潤沢な資金がやってくる事はなく、周りの人たちの優しさで何とかやりくりしているというのが現状です。」飯山は寺の町と呼ばれ、住む人たちの気質は人情のあり、優しい人が多いと思います。この施設は曹洞宗大聖寺の隣にあり、多くの子どもたちを見守ってきました。

 

飯山学園 

飯山学園

飯山学園には現在、

  • 小学生 8人
  • 中学生 9人
  • 高校生 13人 (高校になってから入ってくる子どもたちもいます。)

が在籍しています。子どもたちは皆、この‘‘家’’から学校に通っています。

飯山学園の建物は昭和50年代に建設され、築後46年経過しています。

鉄筋コンクリートではありますが、地面が不安定な傾斜地に建てられていて、建物の所々にひび割れができ始めています。耐震性の問題もあります。

私のような昭和生まれの高齢者には若い時にスキーで泊まったレトロな懐かしい民宿の雰囲気があります。しかし、現代の若者には傷みが多くある建物で暮らすのはかわいそうですね。

新しい施設では劣等感を感じずに胸を張って暮らせるように、この子どもたちのためにクラウドファンディングへのご協力をお願いします。

また、飯山学園のホームページをご覧になり、実際に学園を見学し、お話をお聞きになっていただきたく思います。

参考URL

児童養護施設飯山学園ホームページ

クラウドファンディング(READYFOR)ホームページ

メーター(慈悲の心)について

メータ(慈悲の心)はサンサーロワ(生まれ変わりの輪、輪廻転生)からの出口になります。

人間関係が良くなると言う観点だけではなくて、自分の持っているもの(お金を含めて)を手放してしまうと、見えない世界にも存在している自分と自分を取り巻く周りが全て良くなります。

メータとは、精妙で綺麗な世界であり、恐怖や苦悩の世界とは真逆です。メータがあると、この地球上で住むことができるのです。逆に、メータがなくなると地獄になってしうのです。

ものを手に入れること(お金を含めて)で幸せを感じることは、すべての人にとって大切なことです。しかし、善し悪しにかかわらず、ものを他人にあげた後の方が楽になるようです。

その結果が自分に返ってきても、返って来なくても関係ありません。人が生きている間の事だけでなく、もっと深いところに関わりがあるのです。

子どもたちは12月の施設の移転を心待ちにしています。施設がどんな“家”になるのか、私も楽しみにしております。

 

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投稿日:2024年09月27日(金)