「天の扉開き」私の場合

「天の扉開き」は、8年前から私たちの日本人グループが、タイの先生の司祭とご指導のもとで儀式を開催しており、私はそれに初回から参加しています。はじめは小さな金属状のワッチャラターをいくつか賜るのみでした。
しかしその後、先生の不断の努力によって、様々な種類の神聖物が大量に出現するようになりました。

タイの「天の扉開き」の学びの前は、インドでヒンドゥー教の寺院にお参りをして、聖者から教えをいただき、奇跡を見せていただきました。また、チベットのカイラス山を徒歩で一周するビッグツアーも良い思い出となっております。

その後、フィリピンで心霊手術の見学と勉強、そしてオラシオン(キリスト教の祈り、呪文)の勉強と実践を行ってきました。私たちは強烈な奇跡を目の当たりにして、この叡智を日本に伝えるべく勉強をしてきました。ところがその後学んだタイの叡智には、フィリピンを上回る奥深さがあることがわかりました。そこで勉強の場をタイに変更することにしました。

先導していただいた先生のおかげで、宗教的な奇跡を体験しながら、叡智を学んできました。この見聞は、机の上だけでする勉強よりも、ずっと大きな収穫があると断言できます。
もちろん、私は、海外だけでなく、同時に日本国内でも神職の仕事しながら様々な学びをしてきました。

しかし、この中でもタイの「天の扉開き」は、別格でした。
何もないところから突然神聖物が出現するのです。しかも、この神聖物の中には、神様の分身とも言えるJitが入っていて、授かった人に恩恵を与え、危険から守り、仕事などを助けてくれる。宗教的な奇跡を体験することで、信仰を確信して、神様に守られながら勉強していくことができる。

このような宗教的な儀式は、おそらく世界的にも極めて稀でしょう。

ここで皆さんにお願いがあります。

もし、読み聞き体験した奇跡がありましたら、よく吟味してください。
無から有を生じさせること。自分のこれからの人生と生まれ変わった後にも、良い結果を残すことができること。
他の奇跡体験には、人をびっくりさせるだけでなくて、後々の人生や輪廻のことまで考慮された「天の扉開き」のような深い内容があるでしょうか?

奇跡を起こす先生が、自分と同じ奇跡を大勢の弟子たちに実行させて、その弟子たちが100%奇跡を起こすことに成功している例はあるでしょうか?

司祭が「天の扉開き」の儀式を行い、物質化に成功することがどんなに難しいかは、私たちのグループでないとわからないかもしれません。

タイでは、この儀式を試みる人は多いのですが、成功する例は極めて稀で、成功するにしても何年もかかったり、あるいは一生をかけて成功を目指すものなのです。

しかも「天の扉」ではなく、間違った扉を開くと、その中に引き込まれてこの世に戻って来れなくなることもあるそうです。また、何やらわけのわからない変なものが出てくることがあるそうです。そのためタイではもう二度と「天の扉開き」の司祭をやらないと言う人もいるそうです。

それぞれの洞窟によって、優しい神様がいらっしゃることもあれば、非常に厳しい神様がいらっしゃることもあります。
全くいらっしゃらない場合もあります。

洞窟の神様の前でお祈りしたこととは裏腹に、神聖物を金目当てで人に売る司祭がいたそうです。
この人の人生は惨めなものになり、誰も寄り付かなくなったそうです。もっとひどい例もあるそうです。

さらに、天の扉開き参加者が、司祭や神様から許しを得て出現した神聖物を賜るのではなく、洞窟の中で勝手に拾って、自分のものにした人も同様の結末になるようです。

神様は有り難いだけではなくて、極めて厳しいこともあります。
中途半端な気持ちで儀式に参加するのも困りものですが、怖がって神事から遠ざかるのも良くないです。正しく恐れることが大切なのです。

今回の司祭候補生たちは、よく整備された指導書を伝授され、前回儀式に成功して司祭となった方々から直接指導を受けて、初めて最前列中央に司祭として座り、頑張って儀式を成功させ、全ての儀式で神聖物が物質化して出現し賜ることができました。そこには各新人司祭たちの信仰心や情熱には、並々ならぬものがありました。

私の場合、前回(2019年12月)のツアーで神聖物の物質化に成功して司祭となってはいるものの、今回司祭となり儀式を行い、神聖物の物質化が成功するかどうかはまた別です。このグループの中で、宗教の専門職は私1人だけでした。日本での神社の儀式では奇跡が起きたか否か、成功したかどうかの基準はなく、儀式的な職務をこなすだけです。

私はできるだけの努力をしたつもりでしたが、この「天の扉開き」儀式は神聖物を賜ることができるかどうか、成功したかしなかったかがハッキリしているので、「フタを開けてみるまで」わからないのです。しかも、司祭候補生のレベルが非常に高くなっている。
このプレッシャーは初回よりもむしろ大きいといえます。

幸い、儀式は成功して、写真のような神聖物を神様から賜ることができました。

今回私が司祭として行った儀式で物質化して出現した神聖物は、自分自身のダルマの学びを深め、多くの人々に神聖物を神仏を信じた証拠として示すことが出来るようにと言う私の願いに合ったものを賜ることができました。

今後は武運濃神社での活動範囲を広げて、皆様と共に神仏の道を歩んで行きたいと願っております。

投稿日:2023年02月28日(火)