魂の成長について 総論1

このノートは天の扉開きツアーに初めて参加する人と、既に参加したことのある方々の復習のために作成しました。神社神道とは、異なると感じられる方もいるかもしれませんが、熟読下さればあらゆる宗教の有り様が理解できます。そして、神社とお釈迦様の重要性が理解できると思います。 

ここでは、人間は肉体と魂で出来ているということに疑いのある人はいないと思います。人間の魂は心室に宿っています。ですから、心臓移植をした場合、ドナーの考え方や癖やちょっとした記憶が出てくることがあります。それは心臓の心室に魂が宿っているからです。しかし、ドナーは、既に死んでいます。多くの方々は、死んだ後、魂は行くべきところに行ったと思っています。それはある意味で正しく、ある意味で全く間違っています。人間の寿命とは死ぬ日のことをいうのではありません。

寿命とは、あの世からの迎えが来る日のことをいいます。あの世からの迎えとはタウエースワン(閻魔大王)の部下達が迎えに来ます。タウエースワンのことは後で説明します。(宮司ブログ2015、7、29〜8.05 肉体が滅びる日と寿命、死後の魂 参照)迎えが来る日=寿命は、この世に生まれて来る時に既に決められていて、何年何月何日までその通りになっています。ですが、決められた寿命以前に亡くなる場合が、ほとんどです。(決められた寿命以後に亡くなった場合には、あの世で計算し直ししなければなりません。)おそらく、平均的に1〜2ヶ月寿命よりも早く肉体が亡びることが多いのでしょう。49日の間、その辺をウロチョロしているということでしょう。完全に肉体が亡びる日にお迎えが来るのは幸運なことです。津波が来れば、いとも簡単にみんな一緒に死にますし、ビルから飛び下りれば即死です。飛行機が落ちてもみんな一緒に死にますが、人生を全うするように決められて来ているのに、これは予定外の死に方です。お迎えの来る寿命の日まで、その辺をウロチョロすることになります。魂が危険にさらされることになるのですが、このことは後で説明します。(宮司ブログ 同上参照)

ところで、人間には、魂以外のもう一つの非物理的存在、「ジ」JITがあります。このことは私たち日本人には全く概念がありません。「ジ」JITは脳の中に宿っています。しかし、生きているうちに、脳の活用が50%以下の場合、死ぬと「ジ」は消滅します。そして、魂だけが残り、あの世からお迎えが来て、地獄に行きます。あの世のことも後で説明します。脳を50%以上使った人は「ジ」が発達して、肉体が滅んだ後、「ジ」が消滅せずに、「ジ」と魂が融合します。そして、自由な存在になります。「ジ」融合体と呼びます。「ジ」が融合しなかった魂には、自由はありません。決められたとおりに迎えが来て、タウエースワンのところで審査され、カルマ解消の場所に連れて行かれて、カルマ解消が終わったら、生まれかわります。この輪から抜け出す事はできません。しかし、「ジ」と魂が融合すると、決められた道を歩む必要がなくなります。地獄に行かずにいろいろな道を選択できます。エンティティーとなる、洞窟の中で静かに過ごす、ルーシーとなって人々を導くなどいろいろな有様があります。「ジ」融合体が存在する洞窟があれば、洞窟の中で、ある儀式を行うと、ある現象が起きます。「ジ」融合体はおそらく、何千年、何万年前の人でした。現代の人間はお金のことばかり、仕事のことばかり考えて、本来人間のやるべきことからかけ離れたことばかりしています。あたかも、そのようなことが、正しいかのように勘違いしています。天才アインシュタインが脳を10%使ったと言われていますが、このような世界、社会では、これが上限です。皆さんは5000キロ離れた日本と瞬時に連絡できます。大昔では、このようなことをしようと、瞑想して肉体から「ジ」をぬけだして、日本の様子を見てくることができるような優れた人がいました。しかし、科学技術の進歩により、逆に人間の能力は衰えて、脳を使う%はかえって、減ってきています。物質世界でのものの考え方を極めたところで、アインシュタインの10%が上限だと思って間違いありません。何千年何万年前のほうが脳をたくさん使っていました。「ジ」融合体の存在する洞窟で、ある儀式を行うとある現象か起こり、このような神聖物が出現します。皆さんが認識すべきことは、人間は生まれ変わりを繰り返しながら、その魂が成長し続けていくこと。そして、成長すると人間として再び生まれてくる必要がなくなるレベルに達すると、テワダーと呼ばれるようになります。テワダーは天国に住んでいます。つまり、反対に、ほとんどの人間は天国に行くことなく、地獄に行きます。しかし、天国も地獄もあまり適切な言葉ではありません。

地獄とは、皆さんが生きている間に犯してしまうカルマを解消してくれる有難い場所です。解消の仕方は、それぞれのカルマによって異なります。1番ひどいカルマは遊びで生き物を殺すことです。例えば、小さい子供がわからないために小さい虫や魚介類の足を取って遊んでいた。お腹が減って、死にそうになって、生き物を捕まえて食べたのとは異なります。エスキモーやイヌイットはアザラシをとって食べますけれども、生きていくためです。酒を飲むのも大きなカルマになります。

お釈迦様が5つの戒律を定めました。

1、殺生をしない。

2、酒を飲まない。

3、人のものを取らない。

4、嘘をつかない。

5、不純な性的な関係を持たない。

特に大切なのは、殺生をしない、酒を飲まないです。犯したカルマ解消は地獄で行います。これまで肉を食べてきた人は何百頭何千頭の牛や豚を殺すのを手伝ってきました。そうすると今度は地獄で逆に殺されます。肉を削がれて強い痛みを覚え死にます。死んだらアムリタをかけられて生き返ります。そしてまた同じことを繰り返します。生きているほうがまだ楽です。生きているときは一回死ねばおしまいです。そしてまた生き返って輪廻転生を繰り返すのが人間です。

このようなことを繰り返した後、魂が成長して、徳分をたくさん持つとテワダーの世界に入ります。テワダーの世界は天国です。人間として生まれ変わる必要がありません。この世界はヒマラヤのカイラーサの上にあります。カイラーサの上に神様の扉があります。時々開いて、様々な神がここから降り立ちます。ヒンドゥーの人たちからみたらシバ神が降りてきたと見るでしょう。他の宗教の人たちから見たら、その神が降りてきたとみます。扉が開いたときに、火の鳥やドラゴンが出てきます。前回の私たちのカイラーサツアーの時に、火の鳥が出てきました。テワダーの世界は16段階あります。テワダーとして人間に生まれてくると神の化身と呼ばれます。そしてテワダー16段階を超えるとテープという段階に入ります。

まず、テープポッポンという16段階ある位に入ります。1番上の方からシバ神、ヴィシュヌ神、ラクシュミー、アークエンジェルetc。アジアのグループの中にはプラサイヤム・テワティワットと呼ばれる神もいます。それぞれの地域で神はいろいろなグループに分かれています。どのような種類の神を信じようと正しいと言えます。

この上がテーププーサンという16段階の創造の神になります。(火、水、土、空気などの4大要素を作り出す神様)インドの神様ではブラムハです。多くの方々は天地創造の神様が最高のレベルの神様だと考えていますが、これよりも上があります。宇宙を作った神様は、宇宙をつくりたいという欲望煩悩があったから作りました。(テープポッポンでさえ、家族を持ったり、嫉妬したり、戦争したりします。テーププーサン創造神にも煩悩があります。)

これらを超えて一番上がニッパンです。涅槃:ニルヴァーナと呼ばれます。ここに到達することができたのは、お釈迦様です。お釈迦様はサンドゥーシッドテーパブという名のテワダーの魂の生まれ変わりでした。釈迦族の王子として生まれてきました。人間として桁違いの修行をされてテープポポン、テーププーサンを超えてニッパンになりました。サンスクリット語で「ブッBHU」(=覚醒した人)という発音と意味になります。ブッダと呼ばれるようになりました。神のレベルをはるかに超えて、神を指導する立場になりました。すべての煩悩を捨てて自由になったのです。神々はブッダの教えを受けて、上に行くことができるようになりました。

しかし、なかにはこのようなことをよく思わない神もいます。例えば、家で飼っているネコが自分よりも偉くなって。「父さん母さんちょっときなさい。あれが間違っている、これが間違っている。だからああしたほうがいい、こうしたほうがいい。」こんなことを急に言うようになった。そして、これで収まらずに、近所のノラネコを集めて、人間よりも偉くなる方法を教え始める。そして、ノラネコ達が偉そうになってくる。これでは人間は、あまり気分がよくありません。その時人間は、ネコたちを素晴らしい先生だとして教えを乞うのか、あるいはそんなことは嫌なので、捕まえて、保健所に連れて行って殺すのかどちらでしょうか?多分、殺そうと考える人は多いかもしれません。

同じように神様もそのように考えるかもしれません。人間たちがお釈迦様のように、どうすれば神を超えてニッパンにいけるのかを考えはじめました。これは神々としては顔が立たないようになるので、困るのです。すばらしいと考える神とは反対に、嫌だ面白くないと考える神様もいます。人々の魂の成長を望まずに足を引っ張る神様もいます。魔神と呼ばれます。悪魔、バッドスピリット、ブラックマジックを使います。病気にしたり、怪我をさせたりして健康に被害を与える。精神的におかしくする。経済的に被害を与えて、勉強できなくさせます。高級なバッドスピリットは考え方を変化させて、成長を邪魔します。自分の考えていることがどこが悪いのか判断できなくさせてしまいます。このような傾向は科学を勉強する人に現れやすいです。巧妙な仕掛けをして、考え方を麻痺させます。

洞窟の中でお釈迦様のマントラを唱えるとどうなるのか?マントラは多くの場合、神様が人間に与えたものです。しかし、神様が与えたマントラを人間が唱えたところで神様が聞いても、神様は興味を持ちません。1マラ108回のマントラを非常にたくさん唱えなければなりません。ところが、神を超えるニッパンのお釈迦様のマントラは別です。神様が勉強できるマントラだからです。だから、神様がドアをを開けて、私たちが唱えるマントラを聞こうとするのです。お釈迦様の言葉をお釈迦様の代わりに私たちが唱えるマントラを興味を持って聞こうとするのです。神々の世界のエネルギーが流れ込んできます。神の恩恵が直接いただくことができるのです。神聖物がいただけるだけでなくて、それ以外の神の恩恵が儀式に参加するだけで降り注いでくるのです。洞窟の「ジ」JITにこのようなものをくださいと願出ると、「ジ」は必要なものをかき集めて物質に変えて、神聖物を私たちに与えてくれます。これが天の扉開きの真実です。 

e=mcc  エネルギーと質量は等価

1gの質量はとてつもない大きなエネルギーです。この神聖物が200gだとするとものすごいですよ。このようなことが起きているのです。

テワダーでいるのは、神の徳分がたくさん必要です。徳分がなくなるとテワダーから格下げになります。しかし、同じところに集まって来て、縁ができる。天の扉開きは、昨年の1月からですが、日本人1億人の中で延べ100人ぐらいしか体験していないでしょう。タイ人日本人だけでしょう。良い意味で、選ばれた人間だとプライドを持って良いです。

Q テワダーから地獄に行ったときに、その魂にテワダーの記憶はありますか?

A  覚えていません。ルールです。しかし、「ジ」の中に記憶があります。35%以上の脳を使うとわかるようになります。煩悩をなくして、ピュアになることが条件です。

Q  そのようになるためには、どうしたら良いですか?

A  最低でもシンハー=五つの戒律を守ることです。チープランになり、八つの戒律を守ることです。

Q  チープラン(タイの尼さん)のやり方を教えてください。 

A  先ほどの五つの戒律の他に 6、昼十二時以降食べない。7、良い香りのものを身につけない。オイル、クリーム、パウダー、リップスティック駄目です。病気でクリームが必要ならば、別です。8、コットンなどの厚みがある高いところで寝ない。床から手のひら1つ以上高いのは駄目です。床に直接寝る。畳はオーケーです。タオルケット等薄いものを敷くのはオーケーです。ウソをついてはいけないので、仕事はやりにくいです。テレビ、携帯は使わないこと。雑念煩悩から離れること。他に毎日瞑想とマントラを唱えること。

Q   そのような生活を毎日続けて、どうやって神様の徳分を積んだら良いのでしょう?

A  チープランをやること自体が徳分になります。

Q  徳分を積むには、お布施をしたり、人を助けたり、教えたりすることだと思います。チープランをしていたら、このようなことができないのではないでしょうか?

A   普通の人は体を使って寺社に奉仕したり、お金、ものをあげて神様の徳分を得ることができますが、チープラン、お坊さんは卓越した「ジ」を使って、徳分を得ることが出来ます。例えば、人が病気になって倒れていたら、普通は病院に連れて行って助けてあげることができます。しかし、卓越した「ジ」があれば、なぜ病気になって倒れているか(どんな悪いことしたとか)わかるし、「ジ」を使って神様の徳分をあげて、助けることができます。メーターのマントラも同じで徳分を分けてあげることで、自分も徳分を得ることが出来ます。チープランは一生やらなければならないのではなくて、ある一定の期間でも良いです。Jさんは携帯を切って、人と会わないようにして、マントラ、瞑想して1週間がんばりました。

Q   過去世のことは、すべて忘れて生まれて来るのに、「ジ」のレベルを上げるとどうして過去世のことがそんなにわかるのですか?

A  神のルールにしたがって記憶を忘れます。しかし、「ジ」を使ってルールの外に出て、ルールに従わない方法でわかります。

洞窟の中の「ジ」と扉を開いてくれた神様と洞窟の周りのスピリットたちに皆さんの徳分を分けてあげてください。クルワットナームのマントラを唱えて、分けてあげてください。そういう方達に徳分を分けてあげても、皆さんの徳分は減ったり無くなったりするようなことはありません。一時的になくなったとしても、利子がついて帰って来ます。心配しないでください。徳分とはあちらの世界のお金だと思ってください。「ジ」でも神様でもあらゆる存在は徳分を欲しがります。カルマは借金と考えてください。例えば、H君がたくさん貯金をしていて、お金をみんなにあげるよと言ったら、みんなはありがとうと言って、もらいます。誰でもみんな欲しがります。つまり貯金と同じように徳分は分け与えることができます。

しかし、カルマは借金と考えてください。例えば、先ほどのH君が、たくさんの借金があるとします。この借金をみんなにあげるよと言ったとして、欲しがる人はいるでしょうか?自分が肩代わりして、借金をとる人はいません。つまり、あちらの世界でも自分のカルマを人にあげることはできません。

ところが、世の中には、残念な人がいて、あなたの犯した悪いカルマをみんな私が引き受けてあげますとカッコつけた人がいました。これは、大変なことになりますから気をつけてください。そのような事例を近くでみました。

徳分は人に分け与えることができます。カルマは人に押し付けることはできません。自分で処理してください。あちらの世界でも徳分を差し上げることはできます。神々に徳分を差し上げたら、ありがとうと言って利子をつけて返してくれます。だから、自分の徳分が増えるのです。洞窟の「ジ」に徳分を差し上げて下さい。

Q   自分が徳分を利子を付けて得るために、徳分を差し上げるということは、邪な考えではないでしょうか?メーターのマントラもそのように考えて良いでしょうか?

A   神様に差し上げるためにマントラを唱えるのであって、自分が欲しいから唱えるということはよくありません。動機目的が大切です。

Q   すべてのマントラは、声をハッキリ出してチャンティングすべきですか?

A   一人ひとりの「ジ」のレベルに依ります。完璧ならば声を出さなくても大丈夫です。でも、ほとんどの人は無理でしょう。カセットテープでは無理です。自分のなかから「ジ」-声でマントラを出して、はじめて自分が徳分を得ることができます。。

とある大学の先生はマントラの音の振動によって、ブラックマターが集まると主張してました。CDをかければ洞窟の現象が発生することになりますね。

オラシオンの場合は声を出さずに口の中で唱えるので、テクニックが異なります。フィリピンの偉大なT先生は、「口の中で言わなくても大丈夫だよ。頭の中で唱えても出来るよ。」とおっしゃっていました。

 

投稿日:2016年02月07日(日)