ローソクを使った瞑想法

瞑想をする目的には二つあります。

1つは、パワーを獲得して奇跡を起こすための瞑想。もう一つは、ルポン(解脱)のため:深い意味での自由を得る(生まれ変わらなくてもいい)ための瞑想。

この2つは、意味・目的が全く異なる別のものです。ルポンのためには、少なくともシンハー:五戒(殺すな、酒飲むな、嘘つくな、物盗るな、性的関係)を守らなければなりません。

パワーを獲得して、奇跡を起こすためならば 、シンハー:五戒を守らなくても、目的を達成することは可能です。シンハー:五戒を守るならばホワイトマジックの方向に、シンハー:五戒を守らずどうでもいいのであれば、ブラックマジックの方向に別れていきます。

シンハーを軽んじる人がパワーを得ようとしたら、ほとんど全てブラックマジックにいきます。パワーを獲得することは、善い悪いではなくて、誰でも出来ます。しかし、シンハーを守らない人が、パワーを獲得すると、とても危険です。バッドスピリッツの世界を歩いて行くようになります。死んだ後、バッドスピリッツと一緒になって、もっと危なくなります。生きていても危ないし、死ぬともっと危なくなります。このことを勉強するときにはシンハーを守ることが大切です。

パワーを発揮するということは、自分が持っている四つのエレメント(火、水、空気、地)を操ってパワーにするということです。四つのエレメントはそれぞれパワーの種類が異なります。

洞窟のプジャでよく使うのは火のエレメントです。ヌガンユガンは溶けて出てきます。鉛と錫が多いようですが、この金属が融けるには、数百度以上の熱が必要です。鉛と錫が多いようですが、この金属が融けるには、数百度以上の熱が必要です。しかし、洞窟の中の火の気はロウソクが何本かあるだけで、物理的に無理です。

Jitを使って、火のエレメントを使います。火のエレメントは太陽と同じ力なのです。ロウソクの火を見て、誰の顔を見ても火に見えるように練習します。しかし、そのままだったら良くないので、先ずコントロールできるようにします。火は人間と同じように、自由にいろいろな所に生きたがります。誰の顔を見ても火に見えるのは火が人よりも優っています。火のエレメントが大きくなり過ぎたら、水のエレメントを呼んで小さくしなければなりません。しかし、火は消えてしまい、火のエレメントは無くなってしまいます。もう一度最初からになります。

では、どうしたら良いか?火が目の前で大きく出来たら、Jitで小さくします。小さくした方がパワーが大きくなります。小さくした時のフィーリングを覚えておいて、必要な時に出して使います。エレメントを保管keepするところは、オデコにしかないように思えますが、パイプのような形で、前頭部から後頭部の方に移動して保管されます。

 

この感覚を覚えておいて、取り出します。洞窟のプジャでこのやり方でやるとパワーが出ます。

神様のドアが開く時に、火のエレメントを準備しておきます。神様のドアが開いたら、そこに洞窟のエレメントが集まります。プジャリーのJitによる火のエレメントの通り道に洞窟のエレメントが来た時だけ、プジャリーが火のエレメントを送ってミックス出来ます。この時に仏像などの形をコントロールして、フタをします。すると物質化して落ちて来ます。

神聖物は小さいけれど、火のエレメントを使って、太陽のような力を出して、物質化させます。だから、一瞬にしてヌガンユガンのように金属が融けたような形になります。

しかし、不思議なことに、この火のエレメントは非常に熱いけれど、水を沸騰させることはできません。ただし、洞窟の神様のことは良く出来ます。普通のことは出来ないけれど、特別な道の勉強です。

なぜこの火のエレメントは普通の世界で使えないのか?

純粋な火なので、神様の関係の世界でしか使えない。人間の世界で使うものではない。皆さんもこの純粋な火のエネルギーを使いこなせることが出来たら、先生と同じことが出来ます。

それでも神様の世界だけでなく、人間の世界でも使える方法があります。Jitを使ってやるのではなくて、目を使うと出来る様になります。目をスーリヤにします。今はもう出来る人はいませんが、パームリーフブックに書いてあります。(パームリーフブックとはヤシの葉に、古代の聖者たちが神から獲得した叡智を書き記し、本にしたものです。中に書いてあることも凄いのですが、ただ持っているだけでも凄い力があります。日本には本といえるほどのものはなく、パームリーフが5枚だけ正倉院の宝物殿に重要文化財として、保管されています。先生は、世界最大級のパームリーフブックが何個もあります。玄奘三蔵法師は、このパームリーフブック【経典】をインドに取りに行ったのです。)

しかし、ただ読んだだけではわからないように書いてあります。一行書いた後、別の内容になり、続きは後の方に載っていたりして、簡単にはわかりません。パームリーフブックの中身はトップシークレットなので、簡単に教えてはいけません。また、いくら教えても徳分がないとそのことを学ぶことが出来ません。ただ、先生はこのような叡智が世界にあるということを教えたいだけです。このことは大切なので、将来に残したいのです。

目のスーリヤを勉強して、火を起こすことに成功したら、たとえ一本のローソクと同じ程度の強さでさえ、周りの悪いものは、全て無くなります。そして、成功した人の人生は、死ぬまで明るくて良いものになります。もし、先生がローソクに火をつけて、人生が大変な人にあげたとする。そして、その人がその火を消さずに、24時間、何年もずっと燃やし続けていくと、人生はとても良くなります。

これは、インドのシルディババのテンプルでドゥアルガマイとして、火を燃やし続けているのと同じです。長く燃え続ければ続けるほど、パワーが強くなります。(この火の灰は、ビブーティーとして、参拝者の健康や人生のために分け与えられています。参拝者はホーリーなものを購入して、この火の中に入れて灰にします。)

しかし、他の人に火を分けてあげると、パワーが減ってしまいます。

これから勉強する人たちにとって目スリヤーは、現実的ではないので、ローソクの炎でトレーニングを始めます。炎を少しずつ(燃えるもの)を大きくして、最後にサンライズの時の太陽をダイレクトに見ます。しかし、太陽を直接見ると、目がダメになります。水面から昇る太陽を見ます。UV Radiationをカット出来ます。じっと太陽を見つめます。

マントラ(伝授は口伝となります。)

目を閉じて太陽の残像ニミを見ながらマントラを唱えます。はじめは、ニミの見える時間は短いが、トレーニングが進むと長くなります。ローソクも同じですね。太陽はファイナルステージです。

皆さんは、先生がパームリーフブックの叡智を読んで学んだり、いろいろな方法を苦労して試した結果を簡単に聞くことが出来て良かったですね。先生は今はもうローソクは使いません。太陽の瞑想だけをしています。

皆さんはスタートしたばかりですから、ローソクの瞑想法から教えます。

まず、蜜蝋のローソクを準備します。なぜ蜜蝋か?

ハニーの中に特別なパワーが隠れています。昨日の絵で説明した東向きの面に出来た蜂蜜ならば一番力が強い。蜜蝋のローソクがなければ、普通のローソクで構いません。しかし、蜜蝋の方がパワーがあります。

重さ1バーツサイズのローソク(スーパーに売っている10~15cm)

火の位置が目の高さにくるようにする。腕をまっすぐに伸ばしたぐらいの距離(手首から手のひらぐらいまでの長さ)に置く。

炎の上下(先端と芯)は要らない、真ん中だけを見ます。

ずっと見つめてから、目を閉じても炎が見えるようにする。目を開いても閉じても同じように見えるようにする。もし、目を閉じても黒い残像が見えたら、危ないので、見ないですぐに炎を見て下さい。濃いオレンジ色か赤い色などの色が残れば一番いい。黒(グレイ)は良くないので、目を開いて下さい。炎の周りに黒い縁取りのあるのは問題ありません。

目閉じて炎が見えている時にマントラを声を出さずにJitで唱える。(太陽の時も同じ)

ローソクの芯を見てはダメです。

1バーツ→3バーツ→9バーツ  だんだんと大きなローソクの炎を使います。

部屋の中は、真っ暗にしてローソクを見た方が見やすいです。

瞑想をやっていき、目を閉じても炎が見えるようになると、お化け、スピリット、神様が炎の中に見えるので、やって来たのが自ずと分かるようになります。

炎を見るトレーニングには方位は関係ありません。太陽は別ですが。苦手でも頑張って下さい。見たいと思うと炎は見えないが、どうでも良いと思うと、できることがあります。ローソクを使ってJitを静かにする練習をしましょう。出来るだけ、人のことを考えずに静かに見ましょう。

 

 

 

投稿日:2017年04月11日(火)